はじめに
Claude Fable 5 は、物語寄りに調整された Anthropic のチャットモデルです。ここでは /v1/chat/completions の OpenAI 互換エンドポイント 1 本として提供しています。1 リクエストで最大 1,000,000 トークンを読み、1 回の返答で最大 128,000 トークンを書けるので、ロールプレイの会話ログを丸ごとそのまま送り、1 章分をまとめて受け取れます。
メッセージの内容はテキストと画像です。推論の強さは low・medium・high から選べ(既定は medium)、同じ呼び出しに最大 128 個のツール定義を載せられます。返答は Server-Sent Events でストリーミングできます。サンプリングはモデル側で固定されているため、temperature と top_p はリクエストに含めません。
主な機能とハイライト
100 万トークンはこれまでの物語のために
長いセッションが崩れるのは、文章が下手になるからではありません。30 ターン前の約束をキャラクターが忘れたときです。入力 1,000,000 トークンあれば、要約ではなく書かれたままの会話ログを送れるので、あとで効いてくる一行も必要な場面でちゃんと残っています。
1 章分の長さで返せる
max_tokens の上限は 128,000 で、既定値は 4,096 です。1 章を一度に書かせたいときは意識して引き上げてください。1 回の生成で書いた場面は人称・時制・テンポが揃い、継ぎはぎした断片は継ぎ目でずれやすくなります。
推論の強さはリクエストごとに
low・medium・high はリクエスト本文の文字列 1 つで、既定は medium です。伏線や確定した事実を突き合わせる必要がある場面では high に、速さを優先したい短いやり取りでは low に切り替えます。
リクエストパラメーター
| パラメーター | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
messages | はい | 順序付きの会話ターンで、content は文字列、またはテキストと |
max_tokens | いいえ | 返答を 128,000 で抑えます。既定は 4,096 です。 |
reasoning_effort | いいえ | low / medium / high。既定は medium です。 |
stop | いいえ | 最大 4 件の停止シーケンスを、文字列か配列で指定します。モデルがそのいずれかを書いた時点で応答が終わり、一致した文字列そのものは返されません。 1 文字以上 · 1 件以上 · 4 件以内 |
tools | いいえ | 1 リクエストにつき最大 128 個の関数定義。 128 件以内 |
parallel_tool_calls | いいえ | true か false で、既定値は true です。true ではモデルが 1 ターンで複数のツール呼び出しを要求できます。 デフォルト値: |
tool_choice | いいえ | auto / none / required、または呼ぶ関数を名指しするオブジェクト。 |
料金
入力 $9 / 出力 $45 100 万トークンあたり
ユースケース
1 人のキャラクターを 50 ターン保つ
人物設定と確定した事実を system メッセージに、これまでの本文すべてを履歴に入れます。キャラクターが誓ったこと、断ったこと、うっかり漏らしたことを、毎ターン元の言葉のまま読ませられるので、覚え書きからの再構成に頼らずに済みます。
群像の場面
同じ部屋にいる 4 人それぞれの言葉づかい、口癖、触れない話題がすでにログに残っています。場面全体を送り直して続きを書かせれば、どの声も話し手から離れず、1 つの口調に溶け合うことがありません。
連載小説を 1 章ずつ
ここまでの物語を送り、次の章を依頼します。max_tokens はその長さに合わせて引き上げてください。1 回の長い生成には継ぎ目がないため、つなぎ合わせた文章に必要な手直しの工程を省けます。
プロンプトガイドと実践のヒント
要約ではなく本文を送る
要約に残るのはその時点で重要に見えたことで、長編ではそれが後で必要になる細部であることはまれです。履歴は messages 配列に古い順で入れ、語り口・視点・越えない一線は system メッセージに置いてください。
確定した事実は短いリストに
手紙は結局出されなかった。借りがあるのは弟のほうだ。語り手は姉の名前を一度も口にしない。system メッセージの 3 行は、200,000 トークン前に埋もれた 3 つの事実よりも見落とされにくくなります。
リクエストの上限を前提に組む
128,000 を超える max_tokens は検証で弾かれ、ツールの結果も本文と同じ枠を消費します。動画パートと音声パートは受け付けず、返答の書き出しを先に埋めるために assistant メッセージで会話を終えることもできません。機械で読む出力が必要なら、JSON スキーマをパラメーターにしたツールを定義し、tool_choice で呼び出しを強制してください。
API クイックスタート
curl --fail-with-body -sN https://api.spicyapi.ai/v1/chat/completions \
-H "Authorization: Bearer $SPICY_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-H "Idempotency-Key: $(uuidgen)" \
-d '{
"model": "anthropic/claude-fable-5/chat",
"messages": [
{
"role": "user",
"content": "Summarise the following release notes into three bullet points."
}
],
"stream": true
}' \
| jq --unbuffered -Rrj 'select(startswith("data: ")) | .[6:] | select(. != "[DONE]") | fromjson | if .error then "\n[error] \(.error.message)\n" else (.choices[0].delta.content? // empty) end'
認証、完全なスキーマ、ポーリング、エラー処理は API リファレンスを参照してください。














