はじめに
DeepSeek V4 Flash は、スループット重視の DeepSeek 製長文脈モデルです。ここでは /v1/chat/completions の OpenAI 互換エンドポイント 1 本として提供しています。1 リクエストで最大 256 メッセージ、合計 1,048,576 トークンまでを入力でき、最大 65,536 トークンを返します。推論の強さの既定は high です。
メッセージの内容はテキストのみです。tool_choice 付きで最大 128 個のツール、response_format による JSON 出力、SSE ストリーミングを同じ呼び出しで使えます。課金は入力・キャッシュ入力・出力に分かれます。
主な機能とハイライト
安いパスと丁寧なパスを同じ本文で
reasoning_effort の既定は high で、大量処理には low を使います。切り替えは同じ本文の文字列 1 つなので、1,000 件をざっと処理する 1 回目と、おかしかった 40 件を見直す 2 回目を同じ連携で回せます。
リポジトリを読んで所見を返す
枠は 1,048,576 トークン、1 回の返答は最大 65,536 トークンです。この比率が仕事の形を表しています。サービス全体を渡して求めるのはレビュー、優先度つきの所見リスト、狙いを絞ったパッチであって、送ったものすべての書き直しではありません。
求めれば JSON で返す
response_format を json_object にして system メッセージで項目名をすべて指定すれば、毎回同じ形で返ってきます。それでも、アプリケーション側では受け取った内容を解析・検証してから使ってください。
リクエストパラメーター
| パラメーター | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
messages | はい | 古い順に並べたターンで、最大 256 件。内容はテキストのみ、 |
reasoning_effort | いいえ | none、low、high の 3 つで、既定は high です。none は推論パスを完全に省くため、推論トークンが請求に乗らない唯一の設定です(推論トークンは出力として課金されます)。 |
stop | いいえ | 最大 4 件の停止シーケンスを、文字列か配列で指定します。モデルがそのいずれかを書いた時点で応答が終わり、一致した文字列そのものは返されません。 1 文字以上 · 1 件以上 · 4 件以内 |
max_tokens | いいえ | 返答を 65,536 で抑えます。既定は 32,768 で、長い成果物は無音のまま打ち切られます。 |
tools | いいえ | 1 リクエストにつき最大 128 個の関数定義。 128 件以内 |
tool_choice | いいえ | auto / none / required、または呼ぶ関数を名指しするオブジェクト。 |
response_format | いいえ | 返答が人ではなくパーサーに渡るときは、JSON オブジェクトを要求してください。 |
料金
入力 $0.44 / 出力 $1.32 100 万トークンあたり
ユースケース
リポジトリ全体のレビュー
サービス、テスト、関係する仕様をまとめて送り、各所見にファイル名・行・影響する挙動を必ず書かせます。コードベース全体が文脈にあるので、当て推量ではなく 2 つ先のパッケージにある呼び出し元まで指し示せます。
契約書の束を JSON に
契約書の束を response_format を json_object にして送り、解析された条項をそのまま表に取り込みます。項目名は system メッセージで指定し、大量処理のパスでは推論を low にしておきます。
安く下書きし、難しい案件だけやり直す
キュー全体を low で処理し、チェックに通らなかった出力だけに印を付けて、同じメッセージ配列のまま high で送り直します。2 つの返答の違いは、推論の強さの項目だけになります。
プロンプトガイドと実践のヒント
OpenAI 形式の呼び出し 1 回で
POST https://api.spicyapi.ai/v1/chat/completions に {"model": "deepseek/v4-flash", "messages": [{"role": "system", "content": "You review Go services. Report only defects you can point to by file and line."}, {"role": "user", "content": "<the whole service>"}], "reasoning_effort": "high", "max_tokens": 8000} を送ります。トークンを届いた順に読みたいときは "stream": true を追加してください。
max_tokens は成果物の大きさで決める
既定値の 32,768 では長い成果物がエラーなしで途中で切れます。上限は 65,536 です。推論トークンも出力として課金されるため、見えている返答より余裕を持たせてください。
スキーマが受け付けないもの
image_url やファイルのパートは料金計算の前に拒否され、reasoning_content は assistant メッセージでしか受け付けません。1,048,576 トークンの枠には system プロンプトや過去のツール結果を含むすべてのメッセージが数えられます。キャッシュヒット時の料金は DeepSeek 自身の価格より安くならないため、長いプロンプトを何度も送り直す使い方では事前に比べてください。
API クイックスタート
curl --fail-with-body -sN https://api.spicyapi.ai/v1/chat/completions \
-H "Authorization: Bearer $SPICY_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-H "Idempotency-Key: $(uuidgen)" \
-d '{
"model": "deepseek/v4-flash/chat",
"messages": [
{
"role": "user",
"content": "Summarise the following release notes into three bullet points."
}
],
"stream": true
}' \
| jq --unbuffered -Rrj 'select(startswith("data: ")) | .[6:] | select(. != "[DONE]") | fromjson | if .error then "\n[error] \(.error.message)\n" else (.choices[0].delta.content? // empty) end'
認証、完全なスキーマ、ポーリング、エラー処理は API リファレンスを参照してください。









