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AIメディアAPIの料金比較:画像、動画、納品の費用

画像・動画APIの費用をモデル、サイズ、長さ、音声、丸め、採用された納品物ごとに比較。再現できる計算で、同名モデルの価格差も確認できます。

執筆
Lydia
公開
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約 17 分
更新
二人の制作プロデューサーが、ポートレートプリント、カメラ、ストップウォッチ、天秤の横で予算を確認している

たとえば5秒の720pクリップや1024ピクセルの商品画像といった作業を想定しても、2つの料金ページで単位が違っていては比べられません。そこで、すべての料金をその1つの納品物のコストに換算します。そうすると、同じ名前のモデルでも価格が大きく違うことがわかります。5秒・720pのSeedance 2.0クリップは、SpicyAPIでは$0.76、Replicateでは$0.90、falでは約$1.52です。一方、falのWan 2.2は、SpicyAPIの定額のWan 2.2より安くなります。以下の価格は、2026年10月4日時点の各社の公開ページとSpicyAPIのライブカタログによるものです。

このページでは、事業者を比較し、単位の換算方法を示します。SpicyAPIだけの価格表、1分尺の予算、アプリのサブスクリプションについては、単位課金ガイドをご覧ください。

事業者ごとの同じモデル

画像1枚または5秒のクリップ1本を、モデル名とタスクで対応づけ、料金を掛け合わせて示します。事業者ごとの実装や制御項目は異なる場合があります。これは課金の比較であり、出力品質を揃えたテストではありません。「MPあたり」は1メガピクセルあたりを指します。

タスクfalReplicateSpicyAPI
Seedream 4.0 テキストから画像、1枚1枚あたり$0.03出力画像1枚あたり$0.031枚あたり$0.03
Z-Image Turbo テキストから画像、1 MPの画像1枚1 MPあたり$0.0051 MPまで$0.005、2 MPまで$0.01(PrunaAIビルド)1枚あたり$0.01
FLUX.1 dev テキストから画像、1024 × 1024課金MPあたり$0.025(切り上げ)。正確なサイズで見積もりを取得1枚あたり$0.025なし。FLUX.1 dev LoRAは別ファミリーで$0.018
Seedance 2.0 テキストから動画、5秒、720p音声付きで$1.52(1秒あたり$0.3034)$0.90(1秒あたり$0.18、動画入力なし)$0.76(1秒あたり$0.152)、音声のオン・オフ問わず
Seedance 2.0 テキストから動画、5秒、1080p音声付きで$3.41(1秒あたり$0.682)$2.25(1秒あたり$0.45、動画入力なし)$1.87(1秒あたり$0.374)、音声のオン・オフ問わず

次の3つの動画タスクは、falとSpicyAPIを比較したものです。

タスクfalSpicyAPI
Wan 2.2 画像から動画、5秒、480p / 720p80フレーム(16 fps)で$0.20 / $0.40(81フレームでは$0.2025 / $0.405)1リクエストあたり定額$0.24 / $0.48
Wan 2.5 テキストから動画(falのプレビューエンドポイント)、5秒、480p / 720p / 1080p$0.25 / $0.50 / $0.75$0.225 / $0.45 / $0.675
Seedance 2.0 Fast テキストから動画、5秒、720p音声付きで$1.21(1秒あたり$0.2419)$0.484(1秒あたり$0.0968)

表からわかること:

  • Seedream 4.0は3社とも同額の$0.03です。価格ではなく、機能とポリシーで選んでください。
  • Z-Image Turboは1 MPではfalとReplicateが同額で、どちらもSpicyAPIの$0.01の半分です。価格はサイズで決まります。falはMPあたりの料金を公開し、ReplicateのPrunaAIのREADMEは解像度の段階を載せています。1 MP未満では、これらのルールで請求額が変わることがあります。SpicyAPIは1枚あたりです。falの任意のプロンプト拡張は、1リクエストあたり$0.0025が加算されます。
  • Seedance 2.0はどちらの解像度でもSpicyAPIが最安で、falの約半分、Replicateより15〜17%安くなります。SpicyAPIでは音声をオンにしても追加料金はかかりません。
  • Wan 2.5はSpicyAPIのほうが約10%安いです。
  • Wan 2.2はfalのほうが安いです。5秒クリップは、480pでSpicyAPIより$0.04、720pで$0.08安くなります。falはフレームを毎秒16で課金するのに対し、SpicyAPIは固定5秒のリクエストに定額を課金するためです。falではフレーム数も指定でき、1秒あたり$0.06の580p段階もありますが、SpicyAPIの基本タスクにはありません。ReplicateのWan 2.2 FastはPrunaAIが最適化したビルドで、出力動画ごとに課金されます(基本バリアントは480pで$0.05、720pで$0.11)。どちらとも別の製品です。

出典:fal Seedream 4.0、fal Z-Image Turbo、fal FLUX.1 dev、fal Wan 2.2 A14B、fal Wan 2.5、fal Seedance 2.0;Replicate Seedream 4、Replicate Seedance 2.0、Replicate Z-Image Turbo、Replicate Wan 2.2 Fast、Replicate pricing;SpicyAPIの各行は、Seedream 4.0、Wan 2.2、Wan 2.5、Seedance 2.0の各ページによります。同じ名前でも同じ出力とは限りません。ワークロードを移す前に、制御項目と結果を比べてください。

比較する前に単位を換算する

事業者が課金する対象は5種類あり、単位あたりのドル額はどれも同じように見えます。

  • 出力画像:納品された画像1枚ごとの定額。
  • メガピクセル:画像の面積に応じた価格で、多くは切り上げられます。
  • 生成秒数:新しく生成するクリップの長さ。
  • ソース秒数:アップスケールなどの変換に渡す入力の長さ。
  • 計算秒数:ハードウェア上の実行時間。
解説図:公開料金ごとに、それぞれの課金数量が必要です。見慣れたモデル名でも、単位は入れ替えられません。
公開料金ごとに、それぞれの課金数量が必要です。見慣れたモデル名でも、単位は入れ替えられません。

丸めによって、価格が段階的に変わることがあります。課金メガピクセルあたり$0.025の場合、1単位は$0.025、2単位は$0.050、5単位は$0.125です。課金数量は、実際のエンドポイントから判断してください。画像サイズだけでは、1024 × 1024が1単位か2単位かはわかりません。以下の図と計算は、1単位あたり1,000,000ピクセルという10進数の前提を明示したうえでの例です。

図:切り上げメガピクセルあたり$0.025の価格段階。1,000,000 pxは1単位、1024 × 1024と1536 × 1024は2単位、2048 × 2048は5単位。
10進数のメガピクセルによる計算例です。実際の課金数量は、エンドポイントの見積もりで確認してください。
python
from decimal import Decimal
from math import ceil

width, height, count = 1024, 1024, 1
rate = Decimal("0.025")  # illustrative decimal-MP billing, not an endpoint quote
megapixels = Decimal(width * height) / Decimal(1_000_000)
cost = rate * ceil(megapixels) * count
print(megapixels, ceil(megapixels), cost)  # 1.048576 2 0.050

出力枚数も数えてください。エンドポイントが標準で4枚返す場合、画像単価は1枚分の4倍になります。「1K」のようなラベルではなく、幅と高さを記録してください。ファイル形式はメガピクセル課金に影響しません。小さいWebPでも、同じサイズのPNGと同額です。

動画:フレーム、解像度、音声

falはWan 2.2を毎秒16フレームの動画秒数で課金するため、フレーム数が価格を決めます。80フレームは5課金秒で、480pなら$0.20、81フレームは5.0625秒で$0.2025です。SpicyAPIの基本のWan 2.2は固定5秒のリクエストで、定額$0.24(480p)または$0.48(720p)です。Wan 2.2 SpicyとLoRA版は、それぞれ独自の価格と制御項目を持つ別ファミリーなので、基本のWanの行に混ぜないでください。

SpicyAPIのSeedance 2.0は、生成秒数ごとの課金で、480pは$0.07、720pは$0.152、1080pは$0.374、4Kは$0.778です。音声のオン・オフで価格は変わりません。720pの5秒は$0.76、10秒は$1.52、5秒の候補を3本作れば$2.28です。請求額を動かす要素は2つあります。テキストから動画でのWeb検索(480pは1秒あたり$0.07から$0.114になります)と、参照から動画での参照動画で、後者は出力に加えてその秒数も課金されます。参照クリップは課金の前に正規化され、出力の長さによっては参照の最小長が適用されます。たとえば5秒の出力では、課金される参照の最小は4秒です。2秒の参照でも、課金は7秒ではなく9秒になります。スマート尺ではモデルが長さを決めるため、最大値で予算を組むか、固定の尺を選んでください。

図:5秒の価格計算3例。SpicyAPIの480pのWan 2.2は1リクエスト$0.24、falのWan 2.2は80フレームを16で割って$0.04を掛け$0.20、720pのSeedance 2.0は5秒に$0.152を掛けて$0.76。
falのWan 2.2は80フレームを毎秒16で課金します($0.20)。SpicyAPIでは5秒のリクエストごとに定額$0.24です。720pのSeedance 2.0は5秒に1秒あたり$0.152です。

比較表が間違えやすいところ

まとめ記事や価格トラッカーは、モデルごとに1つの数字だけを載せていることがよくあります。そこから数字を写すときは、次の3点を事業者自身のページで確認してください。

  • 解像度。 「から」の価格は、たいてい480pか720pの料金です。SpicyAPIのSeedance 2.0は720pで1秒あたり$0.152、1080pで$0.374なので、低い段階をもとにした見出しでは、1080pの作業を半分以上安く見積もってしまいます。
  • バリアント。 Fast、Mini、Pro、Spicy、LoRAの各版は名前の語幹が共通ですが、料金と制御項目はそれぞれ別です。
  • 音声とオプション。 「音声付き」の料金、Web検索、参照動画、プロンプト拡張は、モデルによってそれぞれ請求額を変えます。

仕上げの工程も予算に含める

納品物には、1回の呼び出しだけでは足りないことがよくあります。SpicyAPIの次の行は定額またはソース秒数あたりの料金なので、簡単に足し合わせられます。

工程価格例
Background Remover1枚あたり$0.0048切り抜き100枚:$0.48
Image Expander1枚あたり$0.0241つのソースからレイアウト案3つ:$0.072
Video Upscalerソース1秒あたり、720pまたは1080pで$0.006、2Kで$0.012、4Kで$0.0245.2秒のソースを1080pで:6秒、$0.036

アップスケーラーはソース秒数を切り上げ、最小は3秒で、3〜60秒を受け付けます。見積もりは最大の60秒を前提とし、タスクの精算時に差額を解放します。4Kでは見積もりが$1.44になりますが、短いクリップなら実際はずっと少額です。生成したクリップをアップスケールの前にトリミングした場合、アップスケーラーは元の生成物ではなく、トリミング後のファイルに課金します。

見積もり、予約、精算

見積もりは、想定したリクエストの価格です。予約は、スマート尺やアップスケーラーの最大値のように数量が不確かなときに資金を確保します。精算は最終的な請求です。アプリでは、この3つを別々の数字として表示してください。

価格に影響するフィールド(尺、解像度、参照ファイル、トリミングしたソース)を変えたら、新しい見積もりを取ってください。古い見積もりは、もうそのリクエストを表していません。再試行のあいだは1つのジョブIDを保ち、レスポンスが失われても、有料タスクが2つ作られないようにします。レビュアーが不満だったとしても、返金の対象ではありません。技術的な失敗は、モデルのページにある課金条件に従います。

実行時間課金には、実測した実行時間が必要

Replicateは、一部のモデルをハードウェア時間で課金します。公開の料金表では、A100が1秒あたり$0.0014、H100が1秒あたり$0.001525なので、A100の課金対象20秒は$0.028です。これは想定した実行時間であり、どのモデルについても実測したベンチマークではありません。これが1枚あたりのコストになるのは、正確なモデル、ハードウェア、課金対象のセットアップとアイドル時間、そして自分のサイズと設定での実行時間がわかってからです。支出は、受け取ったタスク数ではなく、採用された出力数で割ってください。タスクが単純で量にばらつきがあるなら、出力ごとの固定料金が向いています。実行時間課金は、常に稼働させ続けるカスタムモデルなら元が取れることがあります。

採用された納品物あたりのコスト

ここでの採用された納品物とは、納品用に選ばれた成果物のことで、ジョブを受け付けるHTTP 202レスポンスではありません。モデルの料金は分子にすぎません。720pで5秒のSeedance 2.0候補を12本とします。12 × $0.76 = $9.12です。3本を残し、それぞれを1080pにアップスケールすれば、3 × 5 × $0.006 = $0.09が加わり、合計$9.21、マスター1本あたり$3.07です。6本を残すなら、同じ$9.12にアップスケール$0.18を加えて$9.30、マスター1本あたり$1.55です。この採用数は例としての仮定なので、自分の数字を使ってください。要点は、レビューとやり直しの割合が、単価の数セント程度の差よりはるかにマスターあたりのコストを動かすことと、人件費やソース画像の制作費も合計に含めるべきことです。

図:候補12本は$9.12。3本採用と3回のアップスケールで$9.21、1本あたり$3.07。6本採用と6回のアップスケールで$9.30、1本あたり$1.55。
採用数の例:3本採用なら1本あたり$3.07、6本採用なら1本あたり$1.55。アップスケールは5秒を1秒あたり$0.006で計算しています。

合計を左右する前提を見つける

入力は一度に1つだけ変えてください。サイズ、尺、候補数、採用数、仕上げの段階などです。5秒の候補6本と10秒の候補3本は同じ秒数ですが、買うものが違います。別々のテイクを増やすのか、1テイクあたりの時間を増やすのかです。バッチを確定する前に、最も不確かな最大の項目に、低い場合と高い場合の見積もりを持たせてください。

クレジット、割引、保存

まず定価を比べ、プロモーションは別に扱ってください。クレジットで下がるのは最初の請求額であって単価ではなく、ボリューム割引は交渉したアカウントにだけ適用されます。プラットフォームが換算を公開していない限り、1クレジットを画像1枚や1秒とみなさないでください。ドル建ての見積もりなら、この問題を避けられます。

事業者側の結果の保持期間は、あなたのアーカイブではありません。納品物は自分のストレージにコピーしてください(保持と永続ストレージのガイド)。保存や転送の費用を見積もる前に、実際のファイルサイズを測ってください。バイト数はコーデックとビットレートで決まり、メガピクセルや生成秒数では決まりません。

突き合わせられる台帳

有料のジョブごとに、5つの項目を記録してください。価格の出典と数量、見積もり、タスクID、デコードした出力のプロパティ(サイズ、尺、形式)、そして精算された請求額と採用・不採用の判断です。認証情報や、期限付きの署名付きリンクは含めないでください。

図:台帳の4項目。料金と見積もり、ソースのリビジョンと数量、出力のプロパティ、精算された請求額と採否。
台帳の項目:料金と見積もり、ソースのリビジョンと数量、出力のプロパティ、精算された請求額と採否。

次にやること

  • 同じタスクを2社で比べる:各料金に実際のサイズや尺を掛け、そのうえで正確な見積もりを取ります。
  • 単位が違う:上の表のように、両方を納品物1つのコストに換算します。
  • モデルのバリアントが違う:まず制御項目と出力を比べ、価格は後にします。
  • 欠けているタスク:その工程が存在するところで価格を調べ、合計に加えます。

FAQ

fal、Replicate、SpicyAPIのどれが安いですか。

表にあるモデルと設定によります。Seedance 2.0とWan 2.5はSpicyAPIが最安です。Z-Image TurboはfalとReplicateのほうが安く、1 MPでは同額です。基本のWan 2.2はfalが安く、Seedream 4.0は3社とも$0.03です。

メガピクセル単価のほうが、1枚あたりの価格より安く見えるのはなぜですか。

面積ベースの価格は、課金サイズが大きくなるにつれて上がり、整数の単位に切り上げられることがあります。正確なサイズでの見積もりと、1枚あたりの定額を比べてください。メガピクセル単価の見出しだけでは、どちらの事業者が安いかはわかりません。

音声は追加料金がかかりますか。

SpicyAPIのSeedance 2.0では、音声のオン・オフで価格は変わりません。上で挙げたfalのSeedance 2.0の料金は、音声付きの出力を対象にしています。

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使用モデル:MiniMax H3 · ByteDance Seedance 2.0 Fast